働き方のスタイル

WORKING STYLE

パートタイム労働者

1週間の所定労働時間が、同じ事業所に雇用されている正社員と比べて短い雇用形態です。
一般的に「パートタイマー」「アルバイト」と呼ばれています。あらかじめ期間を定めて雇用契約を結ぶケースがほとんどです。

メリット:勤務時間が自由に選べ、転勤がありません。また残業などに応じるかどうかを選択できます。

デメリット:基本的に有給休暇はなく、ボーナスも支給されません。また、働く時間や期間が短い場合などは、社会保険がない事があります。

派遣社員

労働者が人材派遣会社(派遣元)との間で労働契約を結んだ上で、派遣元が労働者派遣契約を結んでいる会社(派遣先)に派遣される雇用形態です。
労働者は派遣先の指揮命令を受けて働きます。労働者に賃金を支払う会社と指揮命令をする会社が異なるという労働形態となっているのが特徴です。

メリット:パートタイム労働に近い条件で、残業の有無を選択でき、有給休暇も取得しやすい、ライフスタイルに合った働き方ができます。

デメリット:派遣期間が明示的に決められているので、雇用の安定面でデメリットがあります。また事前に契約で定められた給与以外(いわゆる「ボーナス」等)は支給されません。

契約社員

労働契約にあらかじめ雇用期間が定められている雇用形態です。このような期間の定めのある労働契約は、労働者と使用者の合意により契約期間を定めたものであり、契約期間の満了によって労働契約は自動的に終了することとなります。1回当たりの契約期間の上限は一定の場合を除いて3年です。

メリット:契約期間が決まっている代わりに(契約延長もあり)、勤務時間や残業、転勤、ボーナスなどの条件を取り決めて契約を行うので、明確な目的と期間を決めて働く方にとっては有効な雇用形態です。

デメリット:雇用期間が明示的に決められているので、雇用の安定面でデメリットがあります。

正社員

労働契約に雇用期間の定めがない、代表的な雇用形態です。
出向や転勤、企業内労働市場、企業グループ内労働市場の中で異動があるかわりに、定年までほぼ無期限の雇用が約束されていることが多いです。
一般的な日本企業では、昇給や昇格(いわゆる年功序列)制度の対象となります。外資系企業やベンチャー企業では年功序列制度が無いことも少なくありませんが、業務内容と報酬の関係が厳密に定められており、業務が高度になるほど報酬も上昇します。

メリット:雇用期間の定めがない安定的な労働環境です。社会保険が完備されており、交通費等の各種手当、業績に応じてボーナスも支給されます。

デメリット:企業に対する責任が重く、業務内容も一つでないことも多いです。勤務時間や転勤、残業など会社が定めている条件にも応じなければなりません。